Papers, Please!が尋常じゃないぐらい面白い - diary.jgs.me
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ゲーム内では、80年代の仮想の共産主義国家の入国審査官となって、押し寄せてくる不法入国者どもを水際で防いでいく。プレイヤーは入国希望者から書類を受け取って内容を淡々を確認していくだけだ。しかし、国から次から次と入国の条件が増えていくわ、でも次々さばいていかないと給料がもらえなくて養ってる家族が飢えるわ、でも焦るとミスしてテロを起こされたりして減俸くらって家族が死んだり…とシンプルながらなかなかハラハラするゲームなのだ。 「いける!オッケー!」とスタンプ押したら「今通ったやつはパスポートに女って書いてあったけど男だったぞ」と打電がきて家族を憂う。そしてだんだんと自分の判断に自信がなくなってきて疑心暗鬼になっていく。性別が違ってたぐらいならまだしも、自分のミスで爆弾テロをされたりするともはや軽くトラウマだ。しかも新聞にも載るし。それから、パスポートの期限が切れてる婦人を追い返したら「息子が…息子が待っているの…!」「ダメだダメ、自業自得だ帰れ」「この悪魔!」みたいなやりとりなんかもあるしげんなりしてくる。 このグラフィックで雰囲気抜群だし、ゲーム自体も手触り感があってすごくいい。ただあの、いかんせん英語が読めるか読めないかギリギリのところなので難易度がちょっと上がってしまっている感がある。しかも設定が中欧らへんなのか、なかなか読みにくい名前や地名がたくさん出てきていまいちおぼえられない。毎度ルールブックをめくっては念を入れて確認してしまう。だらだらしてたら家族がやばいけど。
ところで作者の方が日本に在住とのことで、ちょっと嬉しかった。雰囲気削げちゃうかもしれないけど、なんとか日本語化できないかなあ。
作者のページからbeta版がダウンロードできるので、熱帯夜の中じわーっと背筋を冷やしてくれるPapers, Please!どうですか。
August 18th, 2013 4:42am